『浦島太郎の里で短歌づくり』・・・記録

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月29日(土) 短歌づくりちーたび『浦島太郎の里で短歌づくり』

悪天候の中での散策は、参加者が風邪をひいては大変と、急遽近くにお住まいの参加予定の

田﨑千草様に連絡してお宅をお借りすることをお願いし、予定を変更して室内でのガイドになりました。

大荒れの海べの浦島太郎像の前で始まりの挨拶と簡単なガイドを少ししてから、それぞれのお車、あるいは徒歩で

田﨑千草様宅に移動し、室内で大宮町の田﨑達夫氏の浦島太郎伝説に因んだガイドを行いました。

田﨑千草さんのお宅では年に何度かオープンガーデンのイベントに参加されています。その時にぜひご連絡の上、お訪ねください。バラを中心としたイベントの他にも、貴重な山野草を大事に育てていて定期的な集まりがあるそうです。

11時からは万助楼様に移動して予定のスケジュールどおり講演、昼食、短歌づくり、交流会を行いました。

参加者22名、主催者側4名、万助楼の女将さんには食事の際に、こちらの先代が短歌をよくされ、歌集があると他からお聞きしていたので無理をお願いして先代の歌集『十五夜』について紹介していただきました。

 午前中の水野孝典氏の講演は浦島伝説についての古事記・日本書紀といった古い文献資料をわかりやすくお話ししていただき、丹後地域の古い時代の位置づけ、そして歴史に埋もれていったいきさつなどのお話で丹後の地域自体の特性を示していただきました。

また、翌30日に山陰近畿自動車道が大宮インターまで伸びて便利になると、丹後に埋もれている歴史や遺跡などが今後どんどん発信されていくのでは、という丹後地域の発展に繋がるような明るいお話を伺うことができました。

短歌づくりには4回すべて参加の方が3名! 2回以上の方が名で、初参加は13名でした。

 

食事は別室で名物のバラずしと茶碗蒸し、汁物をいただいて、楽しく談笑しました。

 

午後は短歌づくりタイム。用紙にそれぞれ浮かんだ歌を書いていただき、時間のあるかたには短冊用紙に筆ペンで書いていただきました。初挑戦のかたも緊張しながら楽しんでいただけました。もちろん、浮かばなかった・・・という人もいますが、それは全く問題ありません。ちょっと雰囲気を味わっていただければ十分かと思います。演台に作品を並べてみんなで眺めるだけです。講評はありませんので初心者の方も次回は気軽にご参加ください。

自分の作品を読み上げるだけですが、それはちょっとドキドキ。作るのはベテランでも読み上げは苦手という方もおられましたが、そこも交流の一つで笑い声が溢れていました。

 頭を使ったあとは交流会で万助楼さん手づくりの「まゆたま」の御茶請けとほうじ茶、甘さも丁度よくホッとしました。

そのまま交流会に入りました。その中で浦島太郎のレコードの話が橋本哲男さんから出たり、初参加の内田つとむさんからは歌が出るなどとても楽しい雰囲気で、やはり参加者の方からの提案で最後に童謡『浦島太郎』を全員で歌って散会しました。

 前回の天女の里ちーたびで好評だった木工の記念品『天女』を作っていただいた徳田さんの紹介で、『乙姫』の文字をかたどった木工品を峰山作業所さんに注文しました。一つ一つ手づくりの乙姫、記念として持っていていただければと思います。

 

上の写真は会場の万助楼様の部屋からの眺めで福島が見えます。