8月21日(日) 京丹後市峰山町の天女の里でのちーたびは参加者15名でした。
羽衣伝承の磯砂山(いさなご)の麓、近くの乙女神社までの散策、暑いさなかでしたが、神社の境内まで
上ると爽やかな風が吹いていました。古い佇まいの社が訪れる人をやさしく包むようでした。
天女の里の研修室では講師の水野孝典さんから古い文献丹後風土記の逸文の内容をわかりやすく楽しく説いていただき、
また、そこからイメージした創作の朗読をお聴きしました。
短歌づくりでは、形式ばったものでなく、今回からは自由に作ってもらう形にしました。
短冊にはこだわらず、それぞれの書きやすい文具をつかって書いていただきました。
天女を詠んだもの、いさなごの地を詠んだもの、懐かしい思い出を詠んだもの・・・ みなさん良い歌ができました。
交流会では、羽衣天女の七夕伝承のある安達家の当主安達利隆さんに参加していただいたので
質問が相次ぎ、安達さんが丁寧に応えてくださって皆さんとても満足されたようです。
この交流会には天女の里で作られたばかりの手づくりこんにゃくの刺身を試食しました。
舌触り、味、これも絶品でアンケートでもとても好評でした。
終了後も安達さんから天女の里の展示について説明をしてもらったりでしばらく館内にとどまり、
皆さん名残惜しいようにそれぞれ帰路につきました。
短歌づくりちーたびという名前のイベントですが、日本の昔話のふるさと丹後の逸話を掘り起こし
これからもそれぞれの地を訪ねていく予定です。短歌の勉強会ではなく、ちーたびで感じた素直な気持ちを味わっていただく、それをそのまま短歌のリズムにのせるだけ。どうぞお気軽にご参加ください。
次回は10月29日(土)網野町の嶋児神社・乙姫の地を予定しています。